質問)飲食店で起業を考えています。飲食業界の雑誌も毎号読むようにしています。「居抜き物件」というのが取り上げられたりしています。

具体的には理解しているつもりですが、いろいろとネットで調べてみますと、なかなか扱いが難しい物件のようですが、実際には、どういった点に注意すべきでしょうか?

回答)居抜き物件、居抜き物件の専門サイトで紹介されている物件、これらをご覧になる事がほとんどかと思いますが、良い居抜き物件は、現実には、サイトで紹介される前に借り手がついてしまいますし、物件の見極めは、我々専門チームでも、思いの外ハードルが高いのです。

本当に良い居抜き物件を獲得するには、日頃からターゲットとするエリアの飲食店を注意してみているくらいでないとなかなか良い物件を見つけることはできません。

一番の理由は、居抜き物件としてでてくる、つまり、そのお店が駄目(あまり儲からなかった)だったので閉店したというケースがほとんどなのです。こうなりますと、物件自体にも細かくいろいろな問題がある場合が多いのです。

たとえば、お店に入ってみて、第一印象として、油やゴミのにおいはしませんか?これは、排水や排気が、もともと良くないつくりなのです。

排気が弱い、この場合、電源がたりていないケースも想定されます。つまり、エアコンを稼働させて、業務用冷蔵庫があって、、そこで排気をかけるとヒューズが飛んでしまう、そんなケースが多いのです。

排水が弱い、これもグリーストラップをみるとわかります。

あと、店内のレイアウトで、だし場と下げ場が離れているケース、これは効率的ではありません。

これらは、すべて飲食店を創る際に予算を削ったか?もしくは、その業者さんが飲食店を専門していない、もしくはそういったスキルがなかった、この二つです。

先日も、自分の失敗を発表する「しくじり・・」というテレビ番組で、元野球選手が開業して閉店したラーメン店が話題になっていましたが、開店直前になって、排気がたりない、電源がたりない、この二つが判明したのです。

厨房に家庭用の換気扇が一つしかなく、開店2日前にいざスープを作り始めると室温が上昇し過ぎて誰も居られなくなってしまった

ライブドアNews:元木大介氏が失敗した理由とは?より抜粋

まさに、居抜き物件の問題、そのものです。

弊社では居抜き物件での開業のお手伝い・リニューアル等のご依頼は上記の理由などで、物件によってはお断りさせて頂く場合がございます。

昨今は、飲食店の居抜き物件数も以前よりは格段に多くなりました。これは居抜き物件を活用して飲食店を始めるには良い機会です。つまり、物件数が増える事で、物件の選択肢が増え、良質な物件出会う可能性が高くなったということです。

私どもは、居抜き物件の見極めや改善修復も含めた飲食店の開業支援が業務領域です。居抜き物件の見極めから、改善修復の対応についてもご相談ください。