質問)現在、料亭で料理人をしています。すでに飲食店業界で10年ほどになりますので、ある程度資金を貯金できました。独立開業して居酒屋をやりたいと考えています。

美味しい料理をお出しする事はできると考えています。そして、独立開業ですので、注意点はたくさんあるとは思いますが、まずは、どんな点に注意すべきでしょうか?

回答)料理人から居酒屋の経営者になる訳ですので、実は、たくさんの注意点といいますか勉強しなければならない事があります。

まずはシンプルに、

1)何を強みにした居酒屋を考えていますか?(強み、業態)

創造的な仮説を考えるためのコツとして「常識を疑う」「新しい情報と組み合わせてみる」「発想を途中で止めず、『So What?』を繰り返す」という3つのポイントを紹介し、それぞれについて詳説してきました。今回は最後の「発想を途中で止めず、『So What?』を繰り返す」

グロービス知見録:発想を途中で止めず、「So What?」を繰り返すより抜粋

2)どんな場所をお考えですか?接客はどうされますか?(立地、接客)
3)そもそも経営について何かご経験はございますか?(飲食店経営、会計、税務)

この3つについて具体的に、考えてみてください。

 

そしてさらに、

1)→あなたが、お考えのアイディアは本当に競合や顧客に対して強みになりますか?ご自身のアイディアに対してSo What「だからなんなの?」と自問自答をくり替えしてみてください。

2)→表通りと裏通り、家賃を比較してみましたか?居抜き物件の善し悪しを見分けられますか?そもそも、接客経験はありますか?特に、居抜き物件の判断は、私どものような専門家でも、とても難しい事なのです。

3)→貸借対照表、いわゆるBS(バランスシート)は、つくれますか?これがあることで、お店の資金状況を確認する事ができますし、青色申告でしたら最大65万円の控除になります。

貸借対照表は、企業のある一定時点における資産、負債、純資産の状態を表すために複式簿記と呼ばれる手法により損益計算書などと同時に作成され、その企業の株主、債権者その他利害関係者に経営状態に関する情報を提供する。

wikipedia:貸借対照表より抜粋

こいった事はご存じですか?まずは、日々の帳票記入(領収書や出入金の記入)そして継続する事が重要です。上記注)「資産」とは、会社として持っている現金預貯金ほかで「純資産」とは、出資金利益の積み立ての事です。個人の青色申告では、ここまでの知識は必要ではないです。

 

私どもでは、こういった飲食店に関する独立開業のご相談をたくさん頂戴します。実際に、私どもとお取り組みいただく際には、

・現地にお伺いしたり、
・居抜き物件でしたら、専門家としての判断や提案をさせていただきます。
・実際の会計の書類を前にしてアドバイスやご指導させていただきます。

上記以外にも、飲食店として繁盛店になるためのいろいろを提案やアドバイスをさせていただきます。

 

 

 
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