注意

2005_12私が独立し会社を経営しだしてもう数十年たちました。エイアンドティーという店舗デザイン設計施工会社です。毎年年末になると「来年も食べていけるほどの仕事にありつけるのだろうか?」と不安で仕方がありませんでした。

7年前に開業やリニューアルのすべてをサポートする会社、エイアンドティー.ティを立ち上げたのです。独立して1つの会社をより安定させるため、コツコツやってきたのでした。

なぜこんな話をしたかと申しますと、最近、時代の変化が早いのか、何がそうさせているのか分かりませんが、独立開業し取り敢えずうまくいくとすぐ2号店を出したがる人が多いのです。

私どものお客さまの中にもどんどん出店し業績を伸ばし、実業家になっていった方もいます。でもそれは稀なことで、誰にでも出来ることではないのですが、そんな人を見て憧れてしまうのでしょうか……。

一生懸命お金を貯めて小さい店を持ち、コツコツやっていくはずだったのに、繁盛店になっていくにつれ夢が広がり、野望となり、1年もしないうちにやってしまうんです、2号店を……。

でも、あまりうまくいきません。なぜなら人が育っていない、資金もないから手抜きをする。1店目が繁盛しているために予測が甘くなるといった具合で、2号店を中途半端に出店して失敗し、1号店すら脅かすのです。

個人店の場合、もう少し時間をかけて進んでいってほしいものです。私のお客さまの中には「そろそろもう1軒出してもいいですか?」なんて聞いてこられる方もいますが、次に進むときに多くの人に自分についてのアンケートを取るという方法などはとても良いと思います。

「膳」のオーナー木村重実さんの場合は私は何も言いませんでした。しっかり下積みをし、1店舗でじっくり経験を積み、人も育っていたからです。それでもいろいろ大変でしょ、2つ店を持つって、木村さん。