「 すしとくし 江戸や鮨八 」

ショルダーネームが表す通り、寿司と串物を2本柱とした“江戸や鮨八”が西武新宿線鷺ノ宮駅前にオープンしたのは2000年の9月25日です。寿司をメインにしながら焼き鳥や酒肴も豊富に取り揃え、飲んで食べても客単価3000円という値頃感が感じられるお店です。(※下の画像はGoogle検索「江戸や鮨八」より引用しています)

edoya-sushihachi木をふんだんに使った暖かみのあるファーサードは周囲の目を引き、会社帰りのお客と近くに住んでいるお客の両方を集客しています。内装は、以前の大衆居酒屋風のイメージを一新し、木やその素材のぬくもりを生かした懐かしい雰囲気を持つ落ち着いた空間に生まれ変わりました。

 以前は8割を占めていた男性客も、リニューアル後は若いおしゃれな女性客が増え、現在は半々となっています。フードとドリンクの比率は、62対38で、フードの中では寿司の売上げが約半分を占めています。

その美味しさが支持されて、売上げもリニューアル前から比べると150%UPのお店です。

家族が力を合わせれば繁盛店になる!

2004_07光栄なことに、私は全国津津浦浦の飲食店から経営相談を受けるようになりました。家族経営をされている方々がとても多く、そこには様々なドラマがありました。

その中でも親から子へと飲食店経営を引き継いでいくというのが一番難しいのです。親は子で悩み、子は親で悩む・・・。

でもそれは当たり前のことで、この世の親子のほとんどがそうです。私も3人の成人した子供がいます。回り道する息子、定職に就かない娘たち、困ったものです。でも私たち親には、それなりに頑張ってきた子供を認め、受け入れなければならない時期が必ず来ます。

飲食店を代々守ってきた親や、一代で築き上げた親は本当に頑固です。子供が親の店や会社を継ぐと言ってくれるのは奇跡に近いものがあるのです。

しかし、その事が私たち親にとって最高の幸福であるということに気づいていないケースが多いのです。親としては心もとない子に不安で仕方ないでしょうが、自分がその子供の時代の頃はどうだったのか振り返ってみてみましょう。

どんどん時代は変わります。ずっと同じやり方を守り続けた私たちは、子供たちに極力早くバトンタッチをしていきましょう。だって、せっかく店を継いでくれると言ってくれたのだから、その子供の代がなるべく永く繁栄する事を祈り、一歩引いてバックアップすべきなのです。

「江戸や鮨八」は父親はまだまだ元気な鮨職人でありながら、「この時代のニーズには息子の感性でやったほうが良いのだ。」と早く悟り、鮨屋と串焼き屋を合体させる事を全て息子に任せ成功した例です。

本当は「江戸や串八」という店名を私たちは提案したのですが、息子さんの早津茂久氏は父親のことを思い【串】と【鮨】と入れ替えて欲しいと言ってこられたのです。

父は子をたて、子は父をたてるという具合で、私もちょっと羨ましくなるほどでした。

なかなか口では表現できませんが、この例をちょっと頭の片隅に覚えておいて下さい。親としても子としても一度こんな演出をしてみませんか。