親切の字を「心接」と書き、
心からもてなす店を創る。

2006_sp12何十年も前にバブルが崩壊し、当時、飲食業界にもその影響が出始めたのが2年後ぐらいでした。お客の財布の紐も徐々に固くなり、一時的でしたが屋台村のような「安ければ」という店があっという間に広がったのです。

その頃の事は良く覚えています。四谷の路地裏に「中華食堂 上海ヌードル」の一号店を手掛けた時期でした。上海の路地裏にある古いビルで大衆食堂をやっているイメージでした。

この店もやはり長くはもたず話題にのって繁盛していたのはせいぜい5~6年だったでしょうか・・・。やはりその流行を追いかけるような飲食店はダメです。お客はすぐ見破りますからね。

何が言いたいかというと、一時的には「安ければ」というニーズが「もっと夢のある空間、接客も良く、もっと旨いものを」と欲求はエスカレートしていってしまうのです。戦後間もない頃じゃないのですから、バブル時代さんざん贅沢してきたお客なんですから、もうどれだけ空間デザイン・料理・接客を追及してもきりがなく歯止めが効かなくなってしまっています。

飲食業界をリードしている企業にも伝えたい。しのぎを削りあいこの世の中を飲食店だらけにしてどうするのですか。決して世の中のためになっているとは思えない飲食店ばかり創ってどうするのですか。

本当に人に良い事、人に愛される店創りをしていかなければいけないのではないでしょうか。少なくとも私達個店は本当に心からお客の事を思い飲食店を営んでいきたいものです。